高校時代の思い出

朝起きたら最悪の気分だった。いつもならゴネて欠席するが、毎回電話をかけてくれる父がもう出掛けてしまったので、諦めて家を出た。

いつもなら曲がる道を直進する。家が見えなくなったころ学校に欠席の電話をした。(親がしなければならない決まりだが、もう出かけてしまって、、、と言ってことなきを得た。)

そのままコンビニに行き、つけ忘れたマスクを買って土手をフラフラする。途中で階段になっているところがあって、そこを下って、いつものように川に足を浸す。。。覚えていない。浸したのだろうか。

そしてそのまま、1時間半ほど眠った。

 

 

暑くて目が覚めた。さすがに9月はまだ夏だった。橋の下に逃げた。

あらかじめカバンに入れておいたリヒターの美術手帳を取り出し、読む。

喉が渇いたので自動販売機まで行き、復刻堂のサイダーを買った。橋の下というか土手の下は少し駐車スペースがあって、何かの仕事をしている人がズルをしている。私もズルをして今ここにいるから、こわくない。ズル仲間。

 

橋の下に戻って本を読んでいると、蟻がきたので追い払う。スカートの中に蟻が入っていくのを想像して悪寒が走った。

少し移動して、今度はウォークマンのラジオをつける。

吉田沙保里が作った新しいシューズについて熱心に語っていた。

その説明から想像した靴はとてもダサくて、少しおもしろくなって、家に帰った。